青森県|アートを通した新しい体験
2016.06.16
【おもいやり発見の旅 35箇所目】青森県十和田市
本州最北端、青森で訪れたのは
青森2大アートスポットのひとつ、十和田市現代美術館。
出迎えてくれたのは美術館のコンシェルジュ鳴海さんと土井さん。
(じつはコンシェルジュという仕事は一旦区切りが付けられているそうだが、
お聞きした話やお二人のホスピタリティがコンシェルジュそのままだったので
ここでは敢えてこう紹介したい。)
”アートを通した新しい体験を提供する開かれた施設”としてオープンし、
草間彌生や、ロン・ミュエク(大きいおばさんの作品)など
世界で活躍するアーティストによる常設展示作品が見られる素敵スポットです。
設計は世界的に有名な建築家の西沢立衛。大きな展示室につき一つの作品で見応えのある美術館です。
そんな十和田市現代美術館のテーマのひとつが街に開くことだそう。
確かに美術館の外、目の前をはしる街のメインストリートの向かい側にも
たくさんの作品が展示されています。
そんな空間的なつながりの他に、美術館には珍しくコンシェルジェという役割が
十和田市現代美術館にはあるそうです。
美術館に来場した観光客へのまち案内はもちろん、
時には誕生日のサプライズまで親身に相談に乗ってくれる、
街や人のことを美術館が考える。
それを支えるお二人はまさにおもいやりに溢れるひとでした。
お話の間中もずっと街の地図を見ながら色々と勧めてくれ、
期待膨らむ貴重な時間でした。
ちなみに青森は、曇りの日が多く、なかなか晴れの日も少ないとのこと。
だからこそおもいやりライトが大事なんだよね、と本活動にも賛同頂きました!
十和田市現代美術館
http://towadaartcenter.com/web/towadaartcenter.html
美術館に行った後、早速紹介された場所へ行ってみることに。
今回伺ったのは松本茶舗さん。
美術館側にコンシェルジュがいるように、
開館からすこしずつ街の方から美術館に関わってくれる人が出てきたそう。
今回伺った松本さんはその中のお一人で、
行ってみると既に鳴海さんから連絡があったらしく、
温かく出迎えてくれました。
街の歴史はもちろん、アートへの造詣が深い松本さんは
美術館の学芸員さながら、様々な例とともに色々と教えてくれます。
しかも、お店には驚きの仕掛けがあるのですが口外無用。
ここでは言えないので、十和田市に行った方はぜひ訪ねてみてください。
ちなみにちゃんと茶器やお茶も売っています。
美術館の中でも外でも様々な人が関わり合いながら
街の文化が深まっていく十和田市はすてきな街でした。