和歌山県|和歌山のファミリーホーム童楽寺
2016.04.21
【おもいやり発見の旅 5箇所目】和歌山県かつらぎ町新城
高野山の近くでファミリーホームをされている、
童楽寺さんに伺いました。
大阪から高野山大学を出て
おじいさんが暮らしていた
和歌山県はかつらぎ町新城に来たのが始まりでした。
元々山村留学を多く受け入れていた新城でしたが、
住人の高齢化に伴ってわんぱくな小学生を受け入れることが難しくなり、
若かった安武さんに是非やってほしいと声がかかりました。
ある日、山村留学の里親を続けていた安武さんが庭の草むしりをしていると
里親募集のラジオ放送が耳に入ります。
どうやら山村留学の里親とは違うようだと話を聞きに行ったそうです。
それから今まで18人の子どもたちを預かったそうで、
私が伺った際も安武さんご自身のお子さん含め
7人の子どもたちが待っていました。
ファミリーホームの良いところは
何より家族のような環境の中で過ごすことができること。
児童養護施設だとどうしても夜「おやすみ」と声をかけてくれる職員さんと
朝「おはよう」と言ってくれる職員が違うのが当たり前。
より家族らしい愛情の中で過ごすことができる里親やファミリーホームには
施設にいる子供たちにとってもたくさんの魅力があるのだと感じました。
私も安武さんのお話を聞いた後は
子どもたちとの遊びタイムの始まり。
高校生から3歳まで
どれぐらい体が柔らかいか試してみたり
週末にある部活の大会の話を教えてもらったり
忍者が飛び跳ねるおもちゃで遊んだり
抱っこで走り回ったり
その後には、奥さんの手料理が並ぶ食卓をみんなで囲みました。
みんなとの他愛もない会話が楽しく
旅が始まって10日の身に沁みました。
朝は6時から起きてみんなで読経。
朝ごはんや身支度をバタバタと
それぞれ思い思いにした子供たちが学校に行くのを見送ってから
次の大阪へ向けて出発しました。