おもいやいりライト運動、ヘッドライト早期点灯研究所では、夕暮れ時の交通事故の現状についてさまざまなデータを集めて分析しました。 上記の映像と共に、それぞれのデータをご覧ください。
まずは時間帯別の事故件数を検証してみましょう。
黄色い線、これは全体の事故数を示すものです。そしてオレンジ色の線、これは「歩行者」の事故数を示すものです。このグラフより読み取れるのはもっとも事故が起こりやすい時間が16 時~18 時の「夕暮れ時」であり交通弱者である歩行者が事故にあいやすいということです。
警察庁が発表した平成24 年交通事故発生状況では15 歳以下の子供たちの6 万人弱が交通事故にあっています。
内訳は歩行者が約12,000 人、自転車が23,000 人となっています。
交通事故総合分析センターの調べでは、その子供たちの事故にあった時間帯についても16 時~18 時の「夕暮れ時」がもっとも多く発生しているのです。
次に年齢別に分析してみましょう。交通事故総合分析センターの調べでは
グラフのとおり「お年寄り」が交通事故によって亡くなられる比率が多いことが分かります。夕暮れ時にお年寄りが家路を急いで道路を横断した、ドライバーは、まだ空はうすら明るいのでヘッドライトを点灯しておらずお年寄りが横断していることに気づくのが遅れた・・といった事故が後を絶えません。
また路上で作業をしている方の事故についても忘れてはなりません。
夕刻に終わるはずの現場作業が少し長引き、照明設備もなく道路際で作業をしている方の視認性は非常に低いことを認識しなければなりません。これらの事故も早めの点灯で防ぐことができるのではないかとおもいやりライト運動事務局では思っています。
更に「雨天」という視界が悪くなるシチュエーションにおいては事故の発生率が約5 倍になります。早めの点灯というアクションは「雨天時」においては、より意識しなければならないですね。
実際、明所と薄暮では、コントラストがはっきりしているものは、いずれもよく見えますが、コントラストがはっきりしていないものは、薄暮では見えにくくなるという実験結果が出ています。
夕暮れ時夕方は、見えにくくなる時間帯であることがわかります。
クルマを運転する方はオートライトの活用と早めのヘッドライト点灯、
歩行者、自転車の方は見られやすくする為の色や反射材の着用を実践してみませんか?
事故にあいやすいのはお年寄りということですが、夕暮れ時に事故を起こしやすい年代とかってあるのですかね?
なんとなく、若いドライバーや年配ドライバーが多そうな気が。高齢者のドライバーの事故も多いのですかね。
動画分かりやすいです。交通安全なのにやわらかい表現で分かりやすくていいですね。今後も注目しています。