ヘッドライト早期点灯研究所

おもいやりライト運動事務局（所在地：神奈川県横浜市中区）は、交通事故削減を目指し、夕暮れ時のヘッドライト早期点灯の呼び掛けや「見えやすさ・見られやすさ」を認識してもらう事を目的とした情報発信を、年間を通し継続的に行っています。昨年に引き続き、同事務局の「ヘッドライト早期点灯研究所」では株式会社日本能率協会総合研究所と共同で、全国のドライバー1,000人を対象に、インターネットを活用した意識調査（Web アンケート）を実施しました。さらに、この意識調査に加え、おもいやりライト運動事務局は初めて、神奈川県横浜市内の市道にて、夕暮れ時に走行するクルマのヘッドライト点灯有無を調べる実地調査を行いました。

《WEB アンケートによる意識調査》
◎早期点灯となる“日の入り30分前”に点灯しているドライバーは、11.4％
［車のヘッドライトを点灯するのは５つの写真の中でどの状態に近いか？］との問いに対し、早期点灯となる日の入り30分前に点灯する写真を選んだドライバーはわずか1割にとどまりました。

《神奈川県横浜市内の市道で⾏行行った実地調査》
◎“日の入り30分前”に点灯したドライバーは、9.4％
同事務局は、夕暮れ時に走行するクルマのヘッドライト点灯状況について、初の実地調査を行ったところ、日の入り30分前の10分間に点灯していたクルマの台数は全体の１割弱でした。また、［車を運転しているときにヘッドライト早期点灯を実施しているか？］との意識調査に対し、早期点灯を「いつも実施している」「時々実施している」と回答したドライバーは全体の８割を超えていました(82.9％)。これらの結果により、多くのドライバーが早期点灯を意識していながらも、実際の点灯タイミングは日の入り後に多く、早期点灯時刻の意識と行動にずれが生じていることが分かります。

周囲にしっかりとクルマの存在を知らしめるためには、周りが暗くなったと感じるよりも早くヘッドライトを点灯することが大事です。
同事務局は、夕暮れ時にヘッドライトを点灯する事で、歩行者や⾃自転車からクルマの存在を早めに気づいてもらいやすくなり、交通事故を未然に防げるのでは、と考えています。おもいやりライトタイムである夕暮れ時、日の入り３０分前は、周りが暗くなる前の思っているよりも明るい時間帯で、夕暮れの美しい素敵な時でもあります。道路を共有する他者同士が、相手におもいやりの気持ちを持って接する事ができればきっと交通事故は減らせるはずです。
同事務局は、これまでランナー、市民、企業などの方々と一緒にヘッドライト点灯車両を増やすべく活動してきました。2014年度は、これまでの活動をさらにパワーアップさせ、特にドライバーの方々に対し、早めにヘッドライトを点灯する意識付けに注力し活動していきます。

※調査概要について※
《WEBアンケートによる意識調査》
○ 調査方法：株式会社⽇日本能率協会総合研究所が保有する消費者アンケートモニター(MDB ネットサーベイ)を対象としたWEB アンケート調査
○ 調査時期：2013年12月11日～12月17日
○ 調査対象：全国の四輪自動車を運転する20代～60代以上の方、全1000 名（※男女同比）
《神奈川県横浜市内の市道で⾏行行った実地調査》
○ 調査場所：神奈川県の市道・横浜逗子線栗木上り線
※ 国土交通省が平成２２年に実施した全国道路・街路交通情勢調査（道路交通センサス）の実施地点から選定
○ 調査日時：2014年2月13日の日没前30分～20分の10分間
※ 2014年2月13日16：51-17：01（この日の横浜の日没時間は17：21。天気は曇り）
○ 調査実施：株式会社⽇日本能率協会総合研究所

※詳細はプレスリリースをご覧ください※