出会いや偶然を受け入れて誰かとつながる新しい形のマラソンイベント、「ソーシャルマラソン」を、おもいやりライト運動に合わせてアップデートした「よこはまシャルソン」は、イエローのTシャツを身につけて横浜の街を走ることで、街や季節を感じ、見えやすさや見られやすさを実感してもらうことで、おもいやり感覚を再発見するためのイベントです。走る距離やコースは参加者が自由に設定して、桜の名所を巡ったり、参加者同士で交流しながら、タイムを競うのではなく、どれだけ面白い体験をすることが出来るかを競うというもの。
多くの人に「ヘッドライトの早期点灯」や「サムシングイエロー」を楽しみながら実践してもらうために、一体どんなことができるのか、と、話し合われてきた市民会議の場で、様々な方のアイデアの提供を受けて形づくられてきたイベントが、ついに4月14日(土)に実現したのです!
あいにくの雨模様にも関わらず、前日の夜や当日の朝まで参加申し込みが届き、雨天決行を決めたよこはまシャルソン。受付スタート時間のBankART Studio NYKには、続々と参加者が集まり、さっそくイエローのおもいやりライト運動メッセンジャー「セーフT」シャツに着替えます。この日、参加者、給○スポット、事務局メンバーなど、なんと総勢約100名の参加となりました。
Ustreamでの中継用にスタジオも設置され、スタッフにスマートフォンアプリの設定を案内してもらいます。動画中継用のSkype、リアルタイムにどの地点にいるかが分かるGoogle Latitudeなどのアプリを使いこなして、よこはまシャルソンをより楽しもうという試みです。
記念撮影をしたら、それぞれが自由に設定したコースを巡りにスタート!!
続々と出発した参加者の移動している様子が、スタジオの大画面に写し出されます。桜の名所や給○スポットに到着した参加者から、Skypeによる動画レポート、twitterやFacebookには写真が投稿されて、思い思いに街を楽しんでいる様子がスタジオに集められ、Ustreamで中継されました。
「雨天で出かけるのをためらっていたけれど、楽しそうな中継を見て参加を決めた」という方もいらっしゃいます。給○スポットとして参加された店舗の多くも、イベントの進行状況をUstreamでチェックしていてくださり、参加者が「こんにちは!」とお店に入って行くと、イエローのTシャツを着て、「待ってました!」と、歓待してくださいました。
今回、「給○スポット」として参加していただいたのは12カ所のスペース。マラソンではコースの各所に給水ポイントが設置されますが、ソーシャルマラソンではランチやスイーツ、ビールにシャワーなどを提供してくれる飲食店などが給○スポットです。給○スポットは個性派揃い! 神奈川県唯一の「地産地消の仕事人」に認定された椿さんの“ど根性ホルモン”や、お店で醸造したビールを出してくれる“驛の食卓”に、南極地域観測隊に参加した経歴を持つ店主がいる“南極料理人 Mirai”は、好奇心とお腹を満たしてくれます。移動給水スポットのベロタクシーに乗車すると、移動しながら観光案内までしてもらえるので、歩き疲れた参加者に大好評でした。給野菜スポットとして参加して頂いた“80*80”の赤木さんは、「お店の側も楽しいイベント。皆さん、緑地保護活動に募金までしてくださるのが嬉しいです!」と話してくださいました。
それぞれが設定したコースを回った参加者が、ゴール時間の17時半に合わせて再びBankART Studio NYKに集まってきます。時間になったら再び記念撮影! パーティーのスタートです。クライマックスは表彰式。最も面白い体験を話してくださった方5名に、賞品が贈られました。1位に輝いた横浜市在住の石井さんは、「よこはまシャルソンで、普段から興味を持ち、会いたいと思っていた人に皆会うことができました!」と、話してくださいました。報告会では他にも、街で行われていたフリーマーケットの出展者におもいやりライトを説明して来てくださった方、「横浜の新名所カップヌードルミュージアムで記念撮影して来ました!」という方、「出会った方にたすきにメッセージを書いて頂きました!」という報告があり、どなたも自分から楽しい事を考えて、自分発のオリジナルな面白さを発見していたことが印象的でした。
自分からちょっと何かを変えたり楽しんだりという感覚が、おもいやりライトアクションの広がりには欠かせないものです。