おもいやりライト運動事務局では、「いい点灯の日」に向けて、事務局のある地元神奈川県の交通事故の状況についてお話しをお聞きしたいと考え、夕方安全創造会議にご参加いただいた神奈川県安全防災局安全防災部くらし安全交通課さんにご連絡したところ、早速訪問が決定し、先日、神奈川県庁で、くらし安全交通課長の青木正浩さんからお話しをお聞きすることができました。
―――――
-神奈川県の最近の交通事故状況は、どんな感じですか?
青木課長 死亡事故が多発し、10月2日現在139人と、全国ワースト2位となっています。特に、歩行中のご高齢の方の事故が多くなっています。
-神奈川県としては、何か対策を考えているのですか?
青木課長 神奈川県では、24時間以内の交通事故死者数を150人以下にすることを目指しています。目標に向けて、死亡事故対策を進めなければいけないと考えています。
私どもの課(くらし安全交通課)は、神奈川県交通安全対策協議会の事務局を担っています。この協議会は、県内の227機関・団体によって構成されています。10月16日には、この中の交通安全部会で、これから年末に向けて特別に事故防止運動ができないか検討することになっています。
-どんな運動が考えられますか?
青木課長 例えば歩行中の高齢者の事故防止では、運転者には夕暮れ時の早めの点灯や、歩行者には反射材などをつけることをより一層呼びかけたらと考えています。
-私たちおもいやりライト運動事務局では、夕暮れ時の早期点灯と反射材の活用を普段からPRしています。ぜひ、何か、一緒にできることがあれば。
青木課長 協力してできることは、ぜひ、やりましょう。
-実は、先日、静岡県の交通安全対策の会議に呼ばれて、事務局メンバーがプレゼンをしてきたんですよ。80団体くらいの代表の方が集まっていて、皆さん、私たちの活動にご興味を持っていただけたようです。例えば、神奈川県でもそういう機会を持つことはできませんか?例えば、こんな活動をやっていますよとか、紹介させていただくとか。。。
青木課長 いいですね。事例紹介は、自分たちの活動のヒントにもなるので、ありがたいです。ぜひよろしくお願いします。
-ありがとうございます!!
ところで、「11月10日」って何の日かご存知ですか?
私たちおもいやりライト運動事務局では、「11(いい).(てん)10(とお)」の日と呼んでいるのです。全国一斉に16時に早期点灯しようと呼びかけ、各地で実施するアクションの情報などをウェブサイトを通じて紹介しようと取り組んでいます。
青木課長 面白い試みですね。こちらで予定している特別な運動とも時期的にもちょうどいいですね。こちらでは、11月10日に限定はしていませんが、少しでも、事故を減らすために、例えば、時期を合わせて、こちらのホームページで、早期点灯や反射材の利用を呼びかけたり、そういうことも可能だと思います。
-ありがとうございます!では、改めましてよろしくお願いします。
青木課長 こちらこそ、よろしくお願いします。
―――――
「いい点灯の日」に向けて心強い味方がついた気分です。
インタビューにもあった通り、10月16日に行われる神奈川県交通安全対策協議会交通安全部会の会議にて、おもいやりライト運動を事例紹介としてプレゼンテーションさせていただくことになりました。さらに、11月10日に向けて、ホームページなどにもご紹介いただけることになりました。
青木課長、そして、企画グループとして啓発活動をご担当されている中村さん、菅野さん、稲毛さん、ありがとうございました。引き続き、県内の事故減少を目指して頑張りましょう。