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2015年08月05日

ライティングガールプロジェクト2015 Vol.3 Z COLORFUL W/工藤貴宏さん

 

国産スポーツカーとして海外でも有名な「フェアレディZ」。日本でも熱烈なファンがたくさんいて、オーナーズクラブの活動も活発です。そんなフェアレディZのオーナーズクラブのイベントのひとつ「Z COLORFUL(Zカラフル)」が6月14日に静岡市でおこなわれ、ライティングガールが出かけました。

150台ものフェアレディZが静岡県清水に集結

会場に到着してビックリしました。その参加台数の多さにです。オーナーズミーティングといっても規模はさまざまで数台程度の小さなものからありますが、今回の「Z COLORFUL」に参加したフェアレディZはなんと約150台。なんという大きな規模。このようなイベントには幾度となく訪れているボクでも、整然と並び会場となった清水マリンパークを埋めつくすフェアレディZの風景に圧倒されたのは本当。単一車種でこれは凄い迫力で、素晴らしい眺めでした。
主催は、北は秋田から西は愛知まで8つのフェアレディZオーナーズクラブが加盟している「フェアレディZクラブアソシエーション(FZCA)」。今回のイベントはその全国統一ミーティングとして企画されたそうです。
凄さは数だけではありません。集まるフェアレディZのモデルや楽しみ方が多彩な事にも驚きました。フェアレディZは初代モデルの登場が1969年。そして最新モデルは今でも生産が続いています。45年にわたる歴史には6世代のモデルがありますが、いずれも個性あふれるデザインと存在感クルマ好きが憧れるスポーツカー。会場には初代から最新モデルまでさまざまなフェアレディZが集結し、その範囲はモデファイを施さずに標準状態をキープしたモデルから派手なドレスアップ車両、そしてチューニング車両までとにかく幅広い。なかには北米向けモデルを日本へ持ち込んだ逆輸入車、さらなる速さを求めてGT-Rのエンジンへ積み換えたチューニングカーがいたりと、珍しいフェアレディZも見ることができました。こういうバラエティに富んだ雰囲気、いいですよね。
これだけ多彩なクルマが集まるとなれば、オーナー年齢層が幅広いのはいうまでもありません。若者のクルマ離れが言われるなか「免許を取って、憧れだったフェアレディZを買いました」という大学生がいたり、逆に丁寧に乗っていることがひと目でわかる美しいコンディションを保った初代(S30型)で訪れた老夫婦を見かけたりと、フェアレディZがいかに多くの人から愛されているかを再認識させられます。オーナーではないボクでも、ひとりのクルマ好きとしてうれしいですね。
クルマは“単なる工業製品”といってしまえばそれまでですが、愛されるクルマであればあるほどオーナーの数だけストーリーが存在します。こうしたイベントでは、そんなストーリーを持つさまざまなフェアレディZオーナーと交流を深められるのが魅力です。
それにしても、愛情をたっぷり注ぎ込んだ古いスポーツカーに、歳をとってからも夫婦で乗ってイベントにでかける姿はクルマ好きの理想のひとつだと思うのは、ボクだけではないでしょう。いいですねぇ。

さまざまなZオーナーに会いおもいやりライトを知ってもらう

今回参加した「Z COLORFUL」で興味深かったのは、地元との連携です。今回の会場となった「清水マリンパーク」は公共の広場で、地元の理解を得てミーティング場所として使いました。ステージイベントには地元の東海大学付属岡翔用洋高等学校中等部と同高等学校のブラスバンドや子供太鼓サークル「倭鼓舞琉(わこまる)」による演奏があり、日産プリンス静岡販売によるNISMOモデルを中心とした車両の展示があり、そしてキッチンカーも出店。Zオーナーだけではなく、地元と連携して盛り上がれるイベントになっていたのは素晴らしいことですよね。
さて肝心のライティングガール活動ですが、残念ながらおもいやりライト運動の認知度はあまり高くなく、違う言い方をすれば非常に訪れた甲斐があったというものです。実際にフェアレディZオーナーと話をしてみると「いい提案だね」とか「これからは実践してみる」という声をたくさん聞けたのでうれしい限り。フェアレディZは目立つクルマだからこそ、積極的に早めのヘッドライトオンを実践していただき、それが周囲にも波及すればうれしいなと願っています。
そうそう目立つといえば、会場には何台かの「黄色いフェアレディZ」がいて相当目立っていました。黄色といえばおもいやりライト運動のイメージカラー。そこで会場内では、黄色いフェアレディZには特に積極的に声を掛けてみました。秋に向けて黄色いクルマを中心としたイベントを企画しているので、黄色いZオーナーのみなさんとまたお会いできると期待しています。

●工藤貴宏(クドウ・タカヒロ)
1976年2月長野生まれ、東京在住
物心ついた時からクルマに興味を持ち、中学生の時には自動車雑誌の読み漁りを開始。18歳の誕生日を迎えた翌日に仮免許を取得し、クルマを運転する悦びにドップリと浸かっていく。大学時代に自動車雑誌の編集部でアルバイトしたことをきっかけとし、自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターへ。自動車雑誌やWEBで新車紹介記事を中心に活躍中。はじめて所有したクルマはS13型シルビア。

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