トピックス

まずは徳島市内へ。市内は翌12日からスタートする「阿波おどり2015」の準備に追われています。最初に訪れた「四国放送」のロビーにもお祭りに使う提灯類が。そこで知り合いの四国放送のアナウンサーに、おもいやりライト運動の説明をすると、「ならば、ラジオ放送に出てみませんか」という嬉しいお誘い。いきなりのラジオ出演が実現です。

「今日はゲストをお迎えしました、おもいやりライト運動事務局の森さんと、ライティングガールの榊原さんです」と福井和美アナウンサー。出演したのは、四国放送のAMラジオ「となりのラジオ」の夕方の音楽紹介コーナーです。そこで、おもいやりライト運動のあらましや、11月10日の「いい点灯の日」の16時一斉ヘッドライト点灯のアピールを行うことができました。突然の出演をサポートしていただけた四国放送スタッフの面々には感謝するばかりです。

その後、おもいやりライトの面々は鳴門市へ。実は、ラジオの放送内で「鳴門市でやっている阿波おどりのお祭りにライティングガールが駆けつけます」と約束してしまったのです。

鳴門市は、徳島市の北にある人口6万人の小さな街。ここで行われる「鳴門市阿波おどり」には、市外から観光客が8万人近くも訪れます。それでも、100万人以上が来場する「徳島阿波おどり」と比べれば小さなもの。「踊りを見るなら鳴門、人を見るなら徳島」と言われることもあるようで、「鳴門市阿波おどり」は比較的すいた状態で阿波おどりを楽しめる隠れスポットだというのです。

祭りのスタートは日没直後の19時。少し前からリハーサルでしょうか、お囃子の音が街中に流れます。なんだかドキドキします。街の大通りの両脇には観客が並び、メイン会場となる桟敷はぎっしり。19時になると最初の連（阿波踊りのひとつのチームを「連」と呼びます）が踊り出します。ゴール地点付近で連を待つライティングガール。遠くに聞こえるお囃子の音がだんだんと大きくなるにつれて、整然と並んだ連の面々が踊りながら近づいてきます。見ている場所から踊り子さんまで、わずか数メートル。手や足の動きだけでなく、表情や汗まで確認できます。活き活きとした躍動感と楽しそうな様子。粋を凝らした衣装。艶を感じさせる女踊りと、スピードと力感溢れる男踊り。格好良かった。また、一か所にとどまって踊ったり、スピードを速くしたり遅くしたり、はたまたストップさせるなど、意外と演出がいろいろあり、見ていて飽きることがありません。小さな子供の踊り子さんも、可愛らしさで華を添えます。こんなに楽しいお祭りならば、100万人を超える人が集まるのも道理というもの。蛍光オレンジと蛍光イエロー、再帰性反射材を駆使した派手なライティングガールの格好も、それほど目立たなかったように思えたのは、お祭りの熱気のせいでしょうか。

翌12日。「徳島阿波おどり2015」の本番を控え幹線道路脇に桟敷を設置した徳島市を早々に後にします。目指すは、徳島市の北にある霊山寺。四国霊場八十八所巡拝「お遍路」の最初のお寺です。

お寺の門に近づくと白装束のお遍路さんの格好をした人々とすれ違います。門をくぐると目の前に大きな池があり、奥に大師堂。左手には多宝塔がそびえます。一番奥にある本堂からは、念仏の声が。池に浮かぶ小さな仏像から、大きな如来像、数多くの灯籠など、目をひくものがずらり。まるで仏教のテーマパークのよう。ちょっと圧倒されながらも、ライティングガール共々、みんなで交通安全を祈願しました。

続いては大麻比古神社へ。こちらが奉る猿田彦大神は交通安全の神様。おもいやりライト運動としては、ぜひともお参りしたい神社です。場所は、霊山寺のすぐ隣。クルマで5分もしない場所にありました。

入口となる参道では、大きな鳥居が迎えてくれました。入るとすぐに樹齢1000年は超えるというご神木が。その堂々とした様におもいやりライトのメンバーも感激しきり。その脇を抜けた先にある本殿で夕方の交通事故が減ることをお願いしました。

やることをやったというわけかスッキリとした気分で、おもいやりライトのメンバーは、クルマを西へ走らせます。目指すは香川県高松市。そこの警察署で私達を待っている人たちがいるのです。それは、香川スマートドライバーを実施している辻田氏と香川経済同友会、そして香川県警の面々。その方々のお誘いが、今回の旅の発端でした。

そのミーティングの様子は、次回のレポートで紹介します。乞うご期待を。