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今年は10日間の会期でなんと81万人以上の入場者数を記録した、日本有数のビッグイベントが、東京モーターショー！ 　今年のおもいやりライト運動のメインイベントは、この東京モーターショーの「中心」で・・・というわけにはまいりませんで、「横」でヘッドライトの早期点灯をさらに広め、勝手に制定した11月10日の「いい点灯の日」を盛り上げるべくイベントを開催いたしました。当日は残念なことに雨ではありましたが、またも全国各地から多くの方々が会場に駆けつけてくださいました。

ビッグサイトで行われた東京モーターショーのお客さんは、国際展示場駅からビッグサイトまで、屋根のある通路を徒歩で移動する方も多くいらっしゃいます。そんな方々の目に留まればと、おもいやりライト運動はその通路の脇のスペースにステージを設置し、ヘッドライトの早期点灯を発信することにしました。そして、そのステージの横には、みんカラコミュニティの「きいろ組」やZ-project静岡のドライバーの方々が協力してくださり、おもいやりライトカラーの黄色をはじめとする、カラフルでカッコいいクルマがずらりと勢揃い！　かなりの迫力を醸し出していました。このクルマは、11月10日の「いい点灯の日」の4時に、ヘッドライト早期点灯のお手本となってくれる、リーダーカーです。この日行われた早期点灯車両出発式では、いい点灯の日を目前に控えたリーダーカーを「エイエイオー！」と応援する「モーターショーの横で叫ぶ！」イベントが開催されました。

「キャベツ畑の中心で妻に愛を叫ぶ（通称キャベチュー）」は、多くの方がご存知だと思います。なんと、このキャベチューを主催する日本愛妻家協会との強力なコラボレーションのもと、ヘッドライトの早期点灯をステージから力一杯、叫ばせていただきました。まずは日本愛妻家協会のサケビスト小菅隆太さんに叫びのお手本を見せていただき、いよいよヘッドライトの早期点灯を世界に叫びます！ 意外なことに積極的に参加してくれたのは子ども達。お父さんとお母さんに応援され、「灯りつけてー！」と次々に可愛い叫びを披露してくれました。続いて負けじと大人達も、みずから積極的にヘッドライトの早期点灯を宣言する「点けるぞ！」という叫びや、「光りがあっての反射材だぞー！ 早めにライトを点けてくれ！」、「こういう時こそ視力は下がります！夕方はヘッドライトをつけてー！」と、素晴らしい叫びが披露されました。この想い、ひとりでも多くの人に届きますように。

これまでの交通安全運動って、「正しいこと」を知っているのは情報発信する側で、情報を受ける側は「正しい行い」ができているかチェックされたり、「正しさ」を教えられるというイメージがあります。それってなんだか、学校の生活指導の先生に指導されているみたいで、居心地悪いですよね。実際には、ヘッドライトの早期点灯は既に多くの人が意識して実践してくださっているテーマだと思うのです。クルマ好きの方々のイベントでお会いするドライバーさんなどは、「もちろんやっているよ！」と、親指をぐっと立てて応援してくれますから。活動を通じてであって来た多くの方々は「自分の力でもっと社会に良い波紋を広げていきたい」というポジティブなエネルギーに溢れていました。

おもいやりライト運動がこれまでの交通安全運動と何かが違うと思ってもらえるのであれば、それはやはり、どんな人でも自分から積極的に何かアクションができたり、意思表明をできたりする場を用意してきたことだと思います。今回でいえば「叫ぶ！」ステージを作ったことのようなこと。そうしたことが多くの人に応援してもらえたり、積極的に関わってもらえるポイントなんだなぁなんて、考えてみました。みなさんは、どう思いますか？

イベントに集まってくださったのは、初めておもいやりライト運動に参加してくださった方や飛び込み参加の方はもちろん、このWEB上の記事の取材でご協力くださった方、いまや伝説の2010年の皇居ランニングイベント（よこはまシャルソンの前身となったイベントです）に参加下さった方などなど、活動を通じてつながってきた方々。会場で「どうもお久しぶりです」なんて挨拶を繰り返していると、なんだか久しぶりの親戚同士の集まりに参加しているような感じもしてきます。こうやって、暖かいつながりを持てる仲間が、活動を重ねていく毎に少しずつ増えていることを、この日も実感することができました。これからも、もっと多くの方に仲間になっていただきたいです！

さてさて、まだまだこれから冬至に向けて、夕暮れの時間が早まる季節。みなさんも、いつもの様にヘッドライトの早期点灯を心がけて、いち早くおもいやりの光りを街に灯してください。「道路の一番星になろう」。