トピックス

ニュース

2016年03月01日

山形で"おもいやり"の交流を!おもいやりライト運動 講演レポート

 

山形県は「おもいやりライト運動」の先進県!
ヘッドライトの早期点灯や見られるための明るい色の服装(サムシングイエロー)に詰まった“おもいやり”の気持ちを、より多くの人に伝えるべく、最も積極的にさまざまな取り組みを展開してくれている県です。

これまでに山形での取り組みをご紹介した記事はこちら!
◎山形県でのおもいやりライト運動活動紹介(2013年2月15日)
◎賛同パートナー レポート 山形編 一般社団法人 山形県安全運転管理者協会(2012年8月2日)

そんな“熱い”冬の山形で、1月22日に「第5回安管青年部交流会」が開催され、その中でおもいやりライト運動の講演会を行いました。お声がけくださったのは、山形でのおもいやりライト運動の牽引者、一般社団法人 山形県安全運転管理者協会の大場善次郎さん。登壇者はおもいやりライト事務局の森由香さん、ライティングガールことPR担当の榊原あすかさん、そしておもいやりライターこと筆者・友川綾子です。

交通安全運動を、めいっぱい楽しんできた、おもいやりライト運動のこれまで

「皇居ラン」「横浜シャルソン」「いい点灯の日」「ライティングガールプロジェクト」「早期点灯車両出発式」などなど、おもいやりライト運動は、これまでに多くのイベントやプロジェクトを展開しています。その活動の歴史を、この日参加してくださった40数名の方々にご紹介することから講演会はスタートしました。続いて、山形でのおもいやりライト運動の展開も紹介。「クルマはヘッドライトを早期点灯し、歩行者やサイクリストは黄色などの明るく目立つ色を身につけて、互いに互いを見やすくする“おもいやり”の心を持とう」というシンプルなメッセージを、おもいやりライト事務局があの手この手のイベントで、どんな人でも楽しく誰でも参加できるスタイルで盛り上げていったことをお伝えしてきました。参加者は十分に汲み取ってくださったようです。

ワールド・カフェ スタイルのワークショップも開催し、グループに分かれて「おもいやりライト運動を啓発するメッセージ」を考えてもらいました。発表いただいた中でも秀逸だったのがこちら。

「つけて つけて 私のライト あなたが点けなきゃダメなの」

この標語のポイントは、クルマの気持ちになって考えてくださったこと。主語がクルマなのです。自分以外の立場になって考えてみる。この発想こそ“おもいやり”です!

いつもの交通安全運動も、もっと“面白く”できるかも?

この日の講演会を聞いてくださった山形県安全運転管理者協会 会長の鈴木隆一さんからは、こんなコメントをいただきました。

「交通安全運動というと、どうしても固く考えてしまいます。(楽しくやるという)森さんのお話も、最初はついていけませんでした(笑) 朝、子供達に横断歩道の前で交通安全を呼びかける立哨も、いつもは警官のような服装で行っていますが、ライティングガールのような衣装で行えば楽しそうだし、子供達とのコミュニケーションが生まれそうだと感じました。」

そう、見慣れた固い全国交通安全運動のスタイルには、人の心に響かず、行動の変化に繋がりづらいという問題があるのです。その問題を、おもいやりライト運動では、「思いっきり楽しんでみることで、社会を変える」ことにトライしているのです。ちなみに、鈴木会長はあの創業89年の老舗「でん六」の社長さんでもあります。「でん六」では、社をあげた取り組みとして、毎年の全国交通安全運動週間初日には、会社の前でも立哨を実施しているそうです。社員や社員の家族への“おもいやり”を、行動に移して取り組んでいるとは、なんとも素敵ですね。

山形県警が募集した「交通安全ご当地標語」が、とびきりキュート!

来賓でいらしていた山形県警察本部の奥山悟さんからは、公募した山形弁を交えた交通安全標語もご紹介いただきました。その中から、夕暮れ時の交通事故防止に関する標語を、標準語訳付きでここにご紹介します。

◎「ばんかだは はやめにピカッと やんべだな」(金山町、30代女性)
 ゆうがたには はやめにピカッと いい感じ(いい塩梅)

◎「気をつけて 夕暮れ 雪道 むずり角」(山形市、50代女性)
 気をつけて 夕暮れ 雪道 曲がり角

◎「事故防止 早めにライトを つけねばのー」(鶴岡市、20代男性)
 事故防止 早めにライトを つけなくちゃね(「つけねばのー」は庄内弁だそうです)

◎「つけったが 光って知らせる はんしゃざい」(舟形町、小学生3年女子)
 つけてますか? 光って知らせる はんしゃざい

見慣れた交通安全標語も、ほっこりする方言だと、なんだか楽しいですね。読んでいると、安管青年部交流会でお目にかかった皆様の、優しいお人柄と雪の山形の景色を思い出します。

既におもいやりライト運動の面白さや意義を、多くの方々が理解してくださっている山形。今回の交流会での講演を通じて、さらに事務局メンバーとの繋がりを強くすることができました。鮮やかなライティングガールの衣裳も大人気で、「山形でも、ライティングガールの衣裳を作ったらどうだろう?」なんて相談もいただいたんです。今後の山形での展開のために、おもいやりライト事務局としても、何かもっと協力できることがあるかもしれません。例えば、各地域で頑張ってくださっている方々と、ウェブなどを通じてもっと気軽にアイディアを交換できるような仕組みができたら、日本各地の交通安全運動が楽しくなっていきそうだな、なんてことを妄想してみました。

いかがでしたか?もしよければシェアして早期点灯の話題を広めてみませんか?

カテゴリ

最新トピックス

月別リスト

ライター別一覧

おすすめトピックス