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新ソーシャルアクション企画塾「ラウンジ・スイッチ」が6月19日にスタートしました！
「夕暮れ時に早めにヘッドライトを点灯しよう！」「見るためではなく、見られるための光りを」、というシンプルなテーマで始まったおもいやりライト運動ですが、プロジェクトを進めていた結果、ついにこの「ラウンジ・スイッチ」を通じ、社会をより良く変革するポジティブなエネルギーの発信基地になったのです。この日まさに、「社会に良いことをしよう」というモチベーションで「自分に変化を呼び込もう」「おもいやりのスイッチを入れよう」という気持ちを持った人と人とが繋がれる時間が生み出されたのです。

「おもいやりライト運動も含め、ソーシャル・プロジェクトをもう10年ほど手がけてきたが、そろそろソーシャル・プロジェクト自体の考え方も次のステップを踏んだ方がよいのではと、上田さんに相談した」

と話すゼネラルマネージャーの山名清隆。福島、札幌など遠方からのスイッチマスター（参加者）を交え、もうひとりのゼネラルマネージャー上田壮一さんの「今日は僕も楽しもうと思います」という言葉で「ラウンジ・スイッチ」のトークがスタートしました。

まず言及されたのが「逸脱力」というキーワード。いま社会ではデザインとエンジニアの双方を担える人があつまる会社や、複数の分野に関心を持てる人がイノベーションを起こしています。分野を行き来することで自分を客観視でき、「超越」と「越境」をしながらも、話し合いの場で大きな調和をとれる人が求められているのです。つまり、ひと昔前は嫌われていた「逸脱力」を持つ人に、期待が集まっているのです。

いま、元アメリカ副大統領のアル・ゴアのように環境メッセージを発信していくようなリーダーが期待されています。つまりは、公共と企業と非営利の真ん中で、それぞれの価値を生み出せる人。

「企業がやっているからではなく、社会をより良くしようと人が集まってきているのが、おもいやりライト運動。その構造が綺麗にできている。」

上田さんがそう語ってくださったように、おもいやりライト運動は、企業発でありながら、非営利でもあり、公共に利するプロジェクトをもう6年も続けて来ているのです。

そして、長期的なプランを実行する手前で、まずはやってみる戦略的都市論（タクティカル・アーヴァニズム）という言葉が紹介されました。誰かが創造する素敵な社会の姿を、まずは小さく実現してみる。そうやって可視化することで、多くの人を共感を呼び、逸脱力を持った人が「やっちゃえ」でやったことに対し、「いいじゃん」と信じてくれる人が出てくる。しかし、その「やっちゃえ」の中には、共通善（ソーシャル・グッド）が存在することが不可欠です。

ラウンジ・スイッチでは、毎回ゼネラルマネージャーをお招きします。初回は前橋○○部などのプロジェクトを手がけて来た藤澤陽さん。デザイナーとして、地元前橋を楽しく盛り上げようと、自らのポートレートをポスターにしたりと、奮闘されてきました。しかし、ここで語られたのは、彼の苦悩の日々。「社会に良い活動をする中で生まれる内面的な苦悩や楽しさも含めて話して欲しい」という山名の期待に応え、活動に熱中しすぎて、しばらく鬱々とした日々を過ごしていたことまで、等身大の言葉で話してくださいました。まさに、ここだけでしか聞けない話！

高いエネルギーを持ち、世のため、人のために、楽しみながら何かを起こそうとするからこそ、ぶつかる壁がある。すでに様々な場で、ソーシャル・アクションを行ってきたスイッチマスターにも、「身に覚えがある」話が沢山あり、なにか「自分だけではなかったんだ！」という気づきが生まれたことで、共に何かを変えて行ける可能性が生まれました。

ラウンジ・スイッチはご参加いただいた方を「スイッチマスター」と名付けています。初回は高い意識を持った多くのスイッチマスターに集まってくださったことで、よいスタートを切ることができました。

次回開催は7月19日。パクチーハウス東京の佐谷恭さんをゼネラルマネージャーにお迎えします。佐谷さんは2012年に開催された「おもいやりライトシャルソン」にもご協力いただいた方です。

これまでは横浜を拠点に活動していた、おもいやりライト運動なのですが、活動エリアを越境して、東京に進出しています。「ラウンジ・スイッチ」の会場としてご協力いただいたのが、大手町にある3×3lab future。「クリエイティング・シェアード・ヴァリュー」をテーマにみんなでビジネスを生み出す場所として、今年春にオープンしたばかり。木材をふんだんに使用したリラックスできる空間です。

あなたの、「おもいやり」のスイッチを「ON」するラウンジ・スイッチ。ご自身もスイッチマスターになりたいという方、まだまだ、遅くはありません。これから6回開催予定のラウンジ・スイッチにぜひお越しください。ともに学び、つながりましょう！

■「ラウンジ・スイッチ」の特設サイトはこちらから