おもいやりライト運動が始まって今年で10年目に突入しました!
節目の年ということで、先日5月15日は活動の原点である横浜で新しいアイデアを考える「横浜キックオフミーティング2019〜おもいやりライトでSDGsを実現しよう〜」をBankART Stationで開催。
これまでの10年間の活動を振り返りつつ、トークショーや参加型ワークショップの中で、これからのおもいやりライト運動のあるべき姿を模索していく貴重な時間になりました。
当日は、以前からおもいやりライト運動にご賛同いただいている方も多くご参加くださり、総勢45名が集まりアイデアを出し合いました。
司会は、おもいやりライトお馴染みFMヨコハマDJの鈴木まひるさんと、おもいやりライト運動事務局プロデューサーの山名清隆。そして、トークセッションのゲストには、長年おもいやりライト運動に賛同してくださっている株式会社大川印刷 代表取締役社長の大川哲郎さんをお迎えしました。
10年前、横浜でたった数人のメンバーで始まったおもいやりライト運動。今では活動が全国に広がり、毎月各地で「点灯呼びかけアクション」を実施するほどになりました。
これは、この10年間でメンバーが全国を駆け巡り、おもいやりの輪を広げてきた成果であると同時に、「ソーシャルアクション」や「ソーシャル」という概念が世の中に浸透してきたことも1つの背景として考えられます。
おもいやりライト運動事務局長の長谷川哲男は、「新車のオートライト義務化によりヘッドライトの早期点灯の実現に1歩近づくが、オートライト普及までには時間がかかるため、引き続きヘッドライトの早期点灯を呼び掛けていく必要がある」と改めておもいやりライト運動の重要性を言及。
事務局の奥田寛規は、10年間の活動をスライドで振り返り、現在賛同パートナーが193社、つけます宣言をしてくれた方が18,000人いること、そして「夕暮れ時の交通事故を削減するために、これまでも、これからも。楽しく、交通安全を一緒につくっていきたい」と呼びかけました!
続いて、トークセッションでは、以前からおもいやりライト運動に賛同いただいている株式会社大川印刷 代表取締役社長の大川哲郎さんと、おもいやりライト運動事務局プロデューサーの山名清隆が登壇。大川印刷のSDGsへの取り組みを伺いながら、SDGs実現に求められることを話し合いました。
大川印刷は自社印刷事業において発生するCO2全量を予めカーボンオフセット(ゼロ化)している、現在日本で唯一の印刷会社。
社内でもSDGsに対する認識を広げるため、従業員参加型のワークショップを開催し、「自分たちが社会に対してやりたいこと」をボトムアップ型で実行する体制を整えているとのこと。
そのうちの一つとして、大川印刷が推奨している違法伐採による材料を使用していないことを第三者機関が認証している「FSC森林認証紙」について子どもに学んでもらった結果、子どもたちの普段の行動が変わったなど、とても興味深い事例も紹介してくださいました。
また、これからは「変化に対応する」のではなく、自ら「変化をつくりだすこと」が大切。まず、本業を通してどう社会貢献できるかを考えていかなければ、そもそもビジネスが成功しない時代になるだろう、と大川さん。
山名も、「これからSDGsに求められることは「本気度」であり、おもいやりライト運動も、もっと市民と議論を交わしながら心の灯火(ライト)が灯るものにしていく必要がある」とコメントしました。
「おもいやりライトは、誰でも、まったくお金をかけずにできる社会貢献である」と自ら交通事故を体験された方からも意見をもらい、事務局一同、改めてこれからの活動に向けて熱がこもったのでした。
トークセッションのあとは、いよいよ参加者も交えたワークショップです。これからどんな活動を展開していくかを、おもいやりライト運動の原点である横浜の地で考えていきます。
「ヘッドライトを早い時間から点けることの価値」を、まずは自分たちが実感できることが重要なポイント。アクションをすると何が良いのか?どう楽しいのか?どうカッコイイのか?を考えながら、アイデアを出していきます。
参加者から次々とおもしろいアイデアが飛び出し、中には実現しそうなものも!
テクノロジーの領域や、横浜全体のブランディングの話、横浜の企業・名物とのコラボなど、魅力的なアイデアが集まりました。
今回出たアイデアに思いを巡らせながら、11月10日の「いい点灯の日」に向けて準備を進めていきます!
ぜひ一緒に新しい取り組みをつくっていきましょう!
イベントのあとの交流会では、ワークショップでは話しきれなかったアイデアや意見が出されたり、あちこちで「今後この運動をこう発展させていこう」「こんな連携はないか」など、活発に名刺交換や議論が繰り広げられました。
令和元年も、どんどんおもいやりの輪を広げていきます!
おもいやりライト運動にご賛同いただいている皆さん、そしてこれから活動に参加してみたいと思ってくださっている皆さん、ぜひ日頃から「ヘッドライトの早期点灯」および「オートライトON設定」を心がけていきましょう!
最後に、イベントの様子を写真でご紹介します。
ご参加くださった皆さま、ありがとうございました!