8月10日は16回目となる点灯の日!早めのヘッドライト点灯を思い出す日です。
今月は「オートライト」に注目し、100名の方に「クルマのオートライト機能、使っていますか?」という1問ウェブアンケートを実施。
アンケート結果とともに、2020年より開始されるオートライト義務化についてもおさらいしましょう!
近年、クルマのオートライト機能がよく情報番組等で取り上げられるようになりました。その背景には、2020年4月から始まる「オートライト義務化」の流れがあります。
おもいやりライト運動事務局でも、オートライトの普及が進めば、おもいやりライト運動で長年呼びかけてきた「ヘッドライトの早期点灯」が全国的に広がり、交通事故を未然に防ぐことに繋がるのでは?と注目しています。
さてこのオートライト、現在は車種やグレードによって搭載の有無がまちまちです。ということで、今回おもいやりライト運動事務局では、100名の方に「クルマのオートライト機能、使っていますか?」という1問ウェブアンケートを実施し、使用状況を調査しました。
結果は、オートライト機能を使っている方が67%、使っていない方が8%、という回答が得られ、オートライトの利用が広がってきている様子がうかがえました。
また一方で、クルマにオートライト機能が搭載されていないという方が23%いるのも現状として明らかになりました。
アンケートを実施したウェブページ上では、「自分が人のクルマを見にくいと感じたら、相手からも見にくいので早めにヘッドライトオンしています」「後ろから朝日や夕日を受けて走る時も、車両との接触防止のためライトを点灯しましょう!」など、積極的に交通安全をを呼びかけるコメントも寄せられました。
ぜひこちらのページをチェックしてみてください。
オートライト義務化が始まったあと、普及率はどのように変化していくのでしょうか。まだ明るいうちからヘッドライトを点灯し、交通安全への配慮のあるクルマがさらに増えることを期待します。
まだクルマにオートライトが搭載されていない方も、ぜひ早めのヘッドライト点灯にご協力お願いします!
2020年4月から始まるオートライト義務化について、もう少し詳しく見ていきましょう。
今回の義務化では、「周囲の明るさが1,000ルクス未満で2秒以内の自動点灯」が、新型車は2020年4月から、継続生産車は2021年10月から義務付けられます。
この基準は、先行してオートライトの導入を進めている欧州車と同じレベルを採用しています。
1,000ルクスというと、条件によりますがちょうど晴天時の日の入り1時間前、つまり薄暮時の明るさを指します。おもいやりライト運動で呼びかけている夕暮れ時には、ヘッドライト点灯が義務付けられるようになるのです。
デパート店内の明るさの基準が500〜700ルクス、オフィスの明るさの基準が500ルクスであることを考えると、1,000ルクスはヘッドライトを点けるにはまだまだ早い印象があります。
しかし1,000ルクスの明るさは、クルマが周辺の景色に溶け込んで認識しづらい状況であるといわれており、この時間帯には「見るためだけでなく、見られるための光」を意識する必要があるのです。
「夕暮れ時はまだ明るいからスモールライトでよいのでは?」と感じる方も実際に多く、特に日本ではスモールライトを点灯した後に、路面を照らす必要があるほど暗くなればヘッドライト点灯と、順番に点灯する習慣が浸透していますが、スモールライトは光量が少なく、クルマの存在を周囲に知らせるには不十分。スモールライトではなく、ぜひ始めからヘッドライトの点灯をお願いします!
オートライト義務化に関する考察は、【自動車メーカーレポート:日産自動車株式会社 内外装技術開発部 中垣仁志さんに聞く「ここがポイント!オートライトの義務化」】の記事でも詳しく紹介しているので、興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね。
日が長い時期が続きますが、油断は禁物!まだ明るい日の入り30分前から、早めのヘッドライト点灯にご協力お願いします!