おもいやりライト運動事務局は、夕暮れ時にマスクをつけた歩行者の、ドライバー視点による視認性の変化について、実車を用いた実証実験を行いました。
上記でご紹介しているものはそのデータの一部です。
今回こちらの交通安全に携わる方やメディアの方などにご活用いただきたく、無償で提供を行います。
データを活用したい方はこちらよりお問い合わせください。
この実験では、2020年12月2日に神奈川県の相模女子大学構内にて行われた、一般的な服装とマスクを装った男女のマネキン5体に対し、 34mの距離をとった車から、日没 (16:29)前後の時間帯における視認性を追った撮影として、 スチールとムービーそれぞれのデータを取っています。
交通安全対策には、ドライバーは早めのヘッドライト点灯 (日没 30分前 )、歩行者などはマスクや服装に明るい色を選ぶのがベストです。
○マスクに比べて服装は 面積が広い分、 明るい物を着ることで目立ちやすく、見られやすくなります。
ですが人の顔はドライバーの視線に近い位置でもある為、人の肌よりも明るいマスクを着けること は 、目立ちやすくなり 、視認性にも寄与します。
○急激に暗く見えづらくなる夕暮れ時は 、ヘッドライト点灯の有無で ドライバーからの見え方も大きく変化します 。明るい色の服装やマスクは、交通事故から 身を守る為に 役立つことが 実験を通してわかりました。
また、詳しいデータは今後ヘッドライト早期点灯研究所でもご紹介予定です。
【実験監修】
・北里大学医療衛生学部視覚機能療法学・川守田 拓志准教授
・相模女子大学学芸学部生活デザイン学科・角田 千枝准教授