人が何か作業をしているときの視野範囲を、有効視野と呼びます。
この有効視野は注意を向けている以外のものに対しては、認識がおろそかになってしまい、狭い範囲になることが分かっています。
おもいやりライトシミュレーターでは実際の道路空間を再現。
左右どちらかかやってくるクルマの存在に気付くまでの距離と有効視野の範囲を測定する事ができます。
このシミュレーターは、北里大学医療衛生学部、おもいやりライト運動事務局、ラッキーソフト社の3者で作成をしています。
・PC1台
・大型のディスプレイ3台(約50インチ)
上記の機材で構成されています。
測定者は中央に立ち、横断歩道にいる人が出題する簡単な問題(タスク)を回答していきます。
その間にやってくるクルマの存在に気づくまでの「クルマの距離」「視野角度」を測定することができます。
※タスクの有無、環境光の明るさ、車の色と速度、ヘッドライトの有無、人混みの多さ等も調整可能です。
おもいやりライト運動では、日の入りのおよそ30分前にヘッドライトの点灯をおすすめしています。まだ明るいかな?という時間でもヘッドライトの点灯は、周りのクルマ、歩行者、自転車に自身の場所を伝えるための光になります。交通事故が一番多い時間帯は、夕方の16時~18時。是非早めのヘッドライト点灯を心掛けてください。