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2017年05月16日

おもいやりを持つと脳が進化する? 今年は日産グローバル本社ギャラリーでキックオフ!

 

「めまぐるしいテクノロジーの発展は事故減少の切り札でしょうか? 最終的にはひとりひとりが安全を考えなければ」。そう語ってくださったのは、この日のゲスト、モータージャーナリスト森口将之さん。おもいやりライト運動プロデューサーの山名清隆は「おもいやりを発揮すると、脳が発達するって知っていますか? テクノロジーの進化とともに、誰かをおもいやることで僕たちも脳を活性化して社会をもっと良くしていけたら」と呼びかけました。

これは4月14日に日産グローバル本社ギャラリーで行われた夕方安全創造サロンでのやり取り。今年度のおもいやりライト運動は、あらためて本拠地・横浜から、テクノロジーだけではなく人のおもいやりのパワーを集めて、ヘッドライト早期点灯による安全で美しい夕方を目指し、全国各地の「おもいやり伝道師」とさらに出会い、道路上の安心・安全を増やすために元気に活動していきます!

4月15日から、日産ギャラリーの素敵なお姉さんミス・フェアレディがおもいやりライトタイムを毎日お知らせ!

なんとこの4月から、日産グローバル本社ギャラリーからおもいやりライト運動の情報発信が行われることになりました! PRスペシャリスト日産ミスフェアレディが毎日ギャラリーのステージ上で、日の入り30分前のおもいやりライトタイムを紹介してくれます。年間約130万人が訪れ、みなとみらいエリアに通勤している方々のプロムナードでもあるギャラリーでのアピールによって、これまでよりももっと多くの人がおもいやりライト運動に賛同してくれることでしょう。ギャラリーが提携している横浜三井ビルディング駐車場をご利用の方には、駐車料金割引の優待サービスとあわせて、おもいやりライトオリジナルグッズのプレゼントも! 大きなガラス越しに空が見える気持ちのいいギャラリーです。おもいやりライトタイムに訪れてみては。(詳細についてはこちらをご覧ください

森口将之さんに聞く「世界の道路」お洒落で安全な道路の使い方ってどんな?

さて、夕方安全創造サロンのトークは、モビリティや欧州のまちづくり事情に明るい森口将之さんが、旅先の海外で目にした最新道路事情のフォトレポートでした。道路を改修して、青々した芝生が素敵なトラムレーンと自転車道、そして車道のある広い道路につくり変えて、景観的にも美しく、人が楽しく過ごせる街並みを生み出しているのはパリ市。素敵な都市空間でリラックスして過ごす人々は、きっとおもいやりも豊かなことでしょう。一方で、道路にルールがなく、クルマもバスもバイクも人も、ぐちゃぐちゃに入り混じって通行するバンコクの道路事情を「意外と事故が少ないんです」と紹介。道路上の過ごしやすさや安心・安全を確保するためには、設備、ルール、テクノロジーといろんなやり方がありますが、結局は「人」が互いにおもいやりを持てるかどうかなのです。進行を担当した、DJとして活躍しながら、週末はほとんどサーキットで過ごす程のモータースポーツ好きの藤本えみりさんもクルマも人も「おもいやり」を持つというキーワードに納得。

真剣に夕方にヘッドライトを早めにつける方法を考えることは、まちをもっとお洒落で楽しく変えていくはず

この日、会場に駆けつけてくださった新潟大学の村山先生は、学生たちと一緒に新潟県警と交通安全プロジェクトを展開しており、事務局メンバーも先日訪問しました。(レポートはこちらから)既存の枠組みだけではなく、いろいろな人と出会いながら、地域づくりやまちづくりという意識で取り組んでいるのだとか。「新しい歩道の使い方を提案できたら、町が変わる」と、公共空間の活用にも積極的。枠から逸脱した自由な発想と大きな視野で、日本の交通安全の歴史をさらに刷新してくれそうな方! おもいやりライト運動事務局も活動をサポートしていく予定です。また、研究所レポートなどでお世話になっている北里大学の川守田先生は、子供の交通事故のリスクを減らすための場作りに取り組んでいるそう。たくさんの人を巻き込んでつながりながら、おもいやりのスイッチを入れて、道路の安全に寄与する活動が、各地であらたに生まれています。今年のおもいやりライト運動は、全国各地で起きている活動にも注目していきます。

石巻でつながった「シエスタ」さんの音楽で、ヨーロッパの憩いの広場に

次におもいやりライト応援ミュージシャンとして登場したのは、横浜市・都筑区在住のシエスタさんです。結成25周年を迎える彼らとは、宮城県の石巻で出会い(ひさびさの再会!というメンバーも)ました。復興支援活動とおもいやりライト運動の取材を兼ねて、メンバー数名で石巻を訪れたのは、3年前の夏のこと。シエスタさんは、被災した商店に「こまどりアニメーション」で、手づくりのCMをプレゼントする活動を行っていたそう。夕方安全創造では、自作のアニメーション『ブーシュカのおにぎり屋』にあわせて、生演奏してくださいました。かわいいアニメーションにすっかりファンになってしまったという人も。出会いとつながりのなかで個々人の持つ才能を発揮して、新たなつながりが生まれる場でもあるのが、おもいやりライト運動です。

今年は、昨年の足立旅でつながった全国の人との連携をより面白く!

交通安全という身近かつ巨大な社会課題をテーマに、「夕暮れ時に早めのヘッドライト点灯を」と呼びかけ続けて7年目を迎える、おもいやりライト運動。シンプルなテーマに取り組んでいるようですが、昨年のラウンジ・スイッチで学んだとおり、ひとつの社会課題を解決しようとすると、他の社会課題にもぶつかってしまうもの。だからこそ、多様なつながりの中でより良い社会を自分たちの手でつくりあげていくことが、課題解決への近道なのです! おもいやりライト運動事務局長の長谷川哲男も「様々な立場の人と対話をしながら、交通事故を減らす方法を一緒に考えて、交通安全を創りあげていきたい」と語っていました。

昨年はラウンジ・スイッチで多くの人と学び合い、「足立拓巳のおもいやり発見の旅」で日本全国をめぐることで人との出会いを紡いだ1年でした。今年は本格的な全国展開を目指して、これまでに築いてきたつながりをさらに太いものにすべく、活動していきます。

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